【バトルＭＣ解説 其の二】時代を切り裂く革命児 裂固/覚醒した岐阜の宝
久々のバトルＭＣ解説！！
二回目となる今回解説させていただきますのは……
時代を切り裂く革命児 裂固さんです！（以下敬称略）
特筆すべき点は元々固いライミングが特徴で強いMCだったのですが……
もう最近めちゃくちゃ強い！
本当は二人目のMC解説は呂布カルマさんだったのですが、かっこいい音源をドロップした事もあり裂固にさせていただきました！
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- 苦しい環境から成りあがる事を決意した裂固
- 下馬評を覆し優勝候補のLick-Gに勝利！超高校級と言われた第9回高校生ラップ選手権を制覇！
- 運命のフリースタイルダンジョン初登場！1on1で高ラのアイコンT-pablowと名勝負を繰り広げる。
- 停滞からの覚醒！またもどん底から成りあがる姿にプロップス上昇中！
- 裂固の音源がまたカッコいいんだわ！！！
苦しい環境から成りあがる事を決意した裂固
まずは裂固のプロフィールから
名前：裂固（れっこ）
本名：塚田泰斗（つかだたいと）
年齢：２１歳
出身：岐阜県大垣市
レーベル：HIKIGANE SOUND
裂固が中学生の頃、父親の借金で両親が離婚。病気を患う母親と妹を支えるために高校進学を断念。岐阜県の寿司屋でアルバイトをしながら家族を支えていました。
裂固曰く、月の休みはたったの2日。15歳の彼はそれでも戦い続けました。
彼を支えていたのはHIPHOP。輪入道の音源を聞き、逆境すらもHIPHOPなら武器にできる事を知ります。成り上がりの精神。これこそHIPHOPの根源ですよね。
下馬評を覆し優勝候補のLick-Gに勝利！超高校級と言われた第9回高校生ラップ選手権を制覇！
Lick-G、LEON a.k.a 獅子、写楽、ちゃんみな等が出場した第9回高校生ラップ選手権は当時史上最年少(15歳)でUMB出場を掴んだの超高校生Lick-Gは優勝候補間違いないと目されていましたが、初出場の裂固が決勝でLick-Gを破り優勝を掴みました。
「天才」「MCバトルのレベルを上げた」と言われていたLick-Gを叩き上げの裂固が倒した第9回は正しく漫画や映画を見ているようでした。
またこの決勝戦はR-指定をして「大人以上のスキルを持つ者同士の試合だった」
と舌を巻きました。
その後「SCHOOL OF RAP U20 GRANDCHAMPIONSHIP」「SPOTLIGHT 2016」を優勝して2冠達成も達成！MCバトル界に裂固の名前は一気に広まりました。
運命のフリースタイルダンジョン初登場！1on1で高ラのアイコンT-pablowと名勝負を繰り広げる。
2016年11月に「TEAM1997」としてEINSHTEIN、R’kumaと共にダンジョンに初登場！裂固は1on1で高校生ラップ選手権第1回、第4回の優勝者T-pablowと対戦。
フロウとライムのアンサーの応酬で、ダンジョン史上に残る名勝負を残しました。
惜しくも破れましたが会場とモンスタールームは大盛り上がり。
ダンジョンと裂固の相性はバッチリでした！
フリースタイルダンジョン二代目モンスター就任！
フリースタイルダンジョン初代モンスター卒業を機に、初代モンスターは自分達の後を継ぐ二代目モンスターを選出しらしいのですが……なんとほとんどのモンスターから裂固の名前が出たらしいです！！
2017年8月9日より二代目ダンジョンモンスターとして活躍しています！
停滞からの覚醒！またもどん底から成りあがる姿にプロップス上昇中！
二代目モンスターとして活躍していた裂固ですが、中々勝ち星に恵まれませんでした。輪入道、FORK、呂布カルマの三強がほぼ無敗なども相俟って、SNSでは足を引っ張ているとまで書かれていました。
そしてpeko、ニガリ、宿敵Lick-G、SIMON JAPと4REC続けてラスボス般若を登場させる、という番組史上最大の危機を迎えてしまいます。
もうこれ以上般若を出させる訳にはいかないと決意した裂固は、急激な成長を見せます。
BATTLE OF REGGAE DEEJAY回では強敵KYO虎、重鎮NG HEADを撃破。
新年特番ではモンスターと凄腕チャレンジャー相手に4勝3敗と好成績！
そして現在放送中のBATTLE of BLACK MONSTERではNovel-Core、じょう、ミステリオ、BASEと強敵を打ち破り4連勝中！
自信を付けた彼を止めるMCは誰なのでしょうか？？
裂固の音源がまたカッコいいんだわ！！！
そんな昇り調子の裂固が新たな音源をドロップ！！
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裂固に注目せよ！！！
2月20日 フリースタイルダンジョン解説/後半 ついにBASEがダンジョン初登場！+ダンジョンの審査基準の傾向とは？
今回も2月20日のフリースタイルダンジョン「BATTLE of BLACK MONSTER」の解説を行っていこうと思います！
前回の解説では裂固が盤石の強さでミステリオをRound1クリティカルで撃破！
ブラックモンスター軍相手に三連勝となりました！強すぎるって！！
そんな裂固の前に四人目のブラックモンスターが現れます！
ネタバレ回避したい方はこちら以上からの記事は見ない方がいいです！！
ネタバレモリモリです！
2月20日放送フリースタイルダンジョン解説前半はコチラ
- 闇に生きるDOPE MAN BASE登場！
- BASEvs裂固 Round 1
- BASEvs裂固 Round 2
- 考察1 チャレンジャーとして見てみたいBASE
- 考察2 最近のダンジョンの審査基準の傾向とは？
闇に生きるDOPE MAN BASE登場！
ついに来たか！という感じですね！
呂布カルマが代表を務める名古屋の「JET CITY PEOPLE」所属のMC。
超低音で「デスボイス」「喉にディアボロ飼ってる」とまで言われる程の黒くて味のある美声と、滑らかなフロウを武器にした実力派MC。
KOK、UMB、戦極、罵倒のMCバトル４大大会の常連で好成績を残しています。
しかし彼のワードセンスも真っ黒黒。コンプライアンスがん無視で草ネタ、薬ネタを容赦なくぶち込むハスラータイプのファイトスタイル。
地上波的にその魅力を発揮できるのか？というのとアンダーグランドの臭いがするラッパーなのでエンタメ色が強いダンジョンでスイングするのか？という疑問を持っていました。
本人も以下のように語っています。
ただ本人も出ない！とは言ってないですからねｗ
そんなBASEと裂固は旧知の仲。裂固が所属するHIKIGANE SOUNDのボス「梵頭」とBASEは超仲良し。裂固にとってもBASEは身内と言っていいでしょう。
そんな裂固とBASEの戦いの行方はいかに……！！
BASEvs裂固 Round 1
(Don't Panic/French Montana)
登場前の紹介Vで「俺が一番カッコいい。カッコいいラップを見せる」と言ったBASE！
じゃんけんで勝ったBASEは後攻を選択。
裂固
ダンジョンにあんたが来るとは思わなかったよ あんたにもお世話になってるから 本当は傷つけたくないけど 遊ぶ半分で来れる場所じゃねぇぞ！
まずはBASEにリスペクトを掲げてから、モンスターの意地を見せます。
ダンジョンに来るとは思わなかったよは、僕も同意です。
フリースタイルダンジョン俺が守るべきものは一杯あるよ
昨日も俺のイベントに来てくれたな マジでそう この場所で遊ぼうぜBASEさん
過去三戦に比べ明らかにやりにくそうな裂固。韻も踏まず自分の言いたい事だけBASEに伝えます。
BASE
そう お前は可愛い ダンジョン昨日もいたぜ柳ケ瀬
嫌がらせじゃなく 楽しくラップして遊んだね裂固
珍しくというかBASEはまさか開口一番「お前は可愛い」と言ったのには驚きました。身内でも容赦なく殺しにいくBASEのイメージがあるので……勝ちに来ているわけではないのか、裂固が本当に可愛いのかは分からないですが、いつもと少し違う角度から攻めてきたな。という印象です。
裂固の地元の柳ケ瀬から嫌がらせ→遊んだねと渋い韻を踏みます。
その続きTo be continue じゃない ここで呼ばせるレスキュー
俺はいらないレスキュー やりすぎてる当然 お前ぶっ殺す
独特なフロウで裂固を攻めます。しかし、BASEも裂固ほどではないですが本調子ではない模様。こちら、後程考察したいと思います！
裂固
俺もいらないレスキュー 1人で今日10人抜きするぐらいの気持ちで来てんだよ
だから４人目の時点でBASEさんが現れた事に対しては本当にしどろもどろかもしんねぇけど 目の前にいるなら絶対倒さなくちゃいけねぇ
韻を踏まず言葉を吐き続ける裂固。しかし、ところどころ噛んでしまいそうになる自分を「どろもどろかもしんねぇけど」と口にします。攻めきれいない裂固。
昨日「女アテンド（あてがう）して」て言ってきたけど なんであんたにアテンドしなくちゃいけねぇんだよ
よほど攻めるポイントがなかったのか、プライベートのやり取りを引き合いに出す裂固。BASEがゴリゴリでディスれば裂固もアンサーできるのですが、BASEも本格的に刺しにいっていないので、攻めあぐねている感があります。
BASE
こいつの実力見たかったから
頼んだアテンド
なのに こいつのレスポンス 未だに0
「こいつの実力見たかった…から頼んだアテンド～」とこれまたBASEらしい独特なフロウをつけてアンサー。というかこれはもうアンサーというか ジャイアン的な悪ノリ（笑)続けて「なのに こいつのレスポンス……」とじっくり間を空けてから「未だに0」と決めます。
こいつモテてんでしょ？先輩モンスターさん
可愛い 可愛い 可愛い けど カス
最後も「かわいぃ～」と伸ばしながら最後はカスで締めます。
余裕のBASEと対照的に表情が暗い裂固。
明らかにやり辛そうです(笑)
Round1の結果は結果は4：1で
BASEの勝ち！！首の皮一枚繋がった裂固。
Round2へと続きます！
BASEvs裂固 Round 2
BASE
燃やして コンプラ ハイドロ フリースタイルダンジョンもネタ切れ
Empty Empty こっちはハイオクガンガンで もうディーゼル
コンプラの部分は分からないですが、ハイドロやエンプティやハイオク、ディーゼル、というBASEらしい渋いワードを散りばめます。
天上天下唯我独尊
そう 俺は独りJCPでも独走
いやー改めてBASEはリズムキープと、ビートへの乗せ方が神がかってますね。
ワードセンスもばっちりで正しく「かっこいいHIP HOP」を体現しています。
裂固
ダンジョンに呼ばれたぐらいで天狗になるような
BASEさんの方が絶対点いてるエンプティランプ
分かる？あんたにセーフティマークなんてねえ
聞き飽きたんだよあんたの××××のラップ
Round1の負けを挽回するべく、天狗からBASEのワードを拾い→エンプティランプ→セーフティマーク→××××のラップで韻を踏みディスの籠ったアンサーを返します。
BASE
俺のマイメンの梵頭 裂固のとこの大将 俺とタメ
CDも出したけどお前ダメ
バーグとイチャイチャしすぎてキモイ
お前みたいな拉致してポイ
あっち向いてホイ
裂固の身内の話を出しながら、文章のケツで踏み続けます。
裂固
フリースタイルダンジョンに持ち込むんじゃねぇよ身内ノリ
今宵はBASEさんの首取り
パンチラインとアンサー、ライムが詰まったバースを吐きます。
それでもまだやりにくそうな裂固。
それじゃ台無し 分かる 俺のダイアリー
記録よりも記憶に残していく
そして得 損 関係なく そして俺のフリースタイルは即
あんたの場所 しっかり上げる 心の奥
少ししどろもどろになりながらも、熱いバイブスと韻で最後までBASEに噛みつきました。
いやー！どうでしょう！
僕的な感じはBASE2：裂固3
といった予想でしたが……
Round2の結果は結果は0：5で
裂固のクリティカル勝利となりました！！ （まじか…）
考察1 チャレンジャーとして見てみたいBASE
紹介VTRから「俺が一番かっこいい」と豪語し、試合後も「ぶっちぎりでかっこ良かったんで俺いいっす」とらしくなく笑顔。ここからは勝手な憶測ですが、BASEはやはり賞金がかかったバトルの方が殺気立っていて勝ちやすいだろうな、と思いました。
例えば、今回のブラックモンスター軍は賞金がない代わりにギャラが支払われていただろうし、そうなると勝ちにいくよりもBASEはライブをしに来た、みたいなリラックス感と、相手が裂固なのもあって勝ちに拘っていないように見えました。
加えて、コンプラをかけまくるスタイルのBASEは常駐するモンスターではなくチャレンジャーで見てみたいなと思いました。
まーつまり……
チャレンジャーで勝ちに拘る殺気立ったBASEが地上波でまた見てみたい！！！！
というのがまず考察1です(笑)
考察2 最近のダンジョンの審査基準の傾向とは？
審査基準なんてないも同然----とはFORKさんの有難いお言葉ですが、本当にないも同然なのでしょうか？
僕が最近感じた審査の傾向は
1.何よりも聞き取りやすさ+印象的な韻。
観覧に行ってみて思ったのが意外と10代のヘッズが多い事。もしかしたらダンジョン
しか見ない。というビギナー層も多いのかもしれないですね。会場でのバトル慣れをしていない層は先ず聞き取る事から始めます。聞き取りやすい上での韻。という事で滑舌が良いラッパーが勝ちやすいのかな、という印象です。
これで苦戦しているのがACEではないでしょうか？韻はたくさん踏むのですが、聞き取り辛く会場もあまり沸きません。反対に勝ち星が多い呂布カルマはどうでしょう？
最近は聞きやすいパンチライン+重みのある韻で勝率が右肩上がりです。
チャレンジャーではどうでしょう？
SIMON JAP
peko
ミステリオ
CIMA
と二代目に善戦したラッパーは皆聞きやすい言葉と、分かりやすい韻が得意です。
2.二代目の弱点と言われているフロウ。
二代目モンスターはフロウが得意なタイプがいないので、聞き取りやすさ+多彩なフロウをつけることでチャレンジャーが有利になる事が多いです。
Lick-G
MCニガリ
MU-TON
上記二人は100万円を獲得、MU-TONは辞退をしたので負け知らずです。MU-TONは何言ってるかわからないとか言われてますが生で聞いた感じ「その英語が何を意味しているか分からないが、全然聞き取れる」という印象です(笑)
3.DOPE(悪カッコいい)なMCは勝ちにくい？
フロウがあってもドープなMCは勝ちにくい印象です。先ず大前提でヒール（悪役）になりやすいのでダンジョンの客層は肩入れしにくくなる様な気がします。
MULBE
D.D.S
BASE（チャレンジャーにならないと分からないが…）
あと単純に難解でドープなワードで沸かないなーというイメージ。
早い話……ダンジョンはやっぱりテレビ向きなMCが勝ちやすい
これにつきます。意図的にはないにしろ、ビギナー向け、一般層向けの番組なので観客もそういった層が多いです。観客が盛り上がるのが一番の審査基準だとしたら、
「初めての人にも分かりやすく、言葉が聞き取りやすい韻もフロウも巧みなMC」
というのがダンジョンに有利なMCの特徴かと思います。
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さて次回はCIMAの登場！
ダンジョンでは8戦7勝中と相性がいいMC！！
裂固大ピンチ！！！！
2月20日 フリースタイルダンジョン解説/前半 どうした！？ミステリオ！エンタメの道化師が登場するも……
皆さんいかがお過ごしでしょうか？？
いやー！昨日のダンジョンの放送も衝撃的でしたねー！！
では2月20日放送の 「フリースタイルダンジョン BATTLE of BLACK MONSTER」
解説していきたいと思うメーン！！
先週迄は、勢いが止まらないモンスター裂固がNovel-Coreとじょうに2タテ！
圧倒的なモンスター感を見せつけSNSを見渡しても、裂固絶賛の声を見かけます！
そんな裂固の前に現れたモンスターとは……
ネタバレ回避したい方はこちら以上からの記事は見ない方がいいです！！
ネタバレモリモリです！
エンタメの道化師ミステリオ登場！
稀有のギャグラッパーミステリオがブラックモンスター軍の三番手として登場！
ミステリオは「ROAD to Dungeon」回の視聴者投票枠として出場。
輪入道、今回対戦する裂固、FORKを破り、4thステージまで到達しましたが、呂布カルマに敗れ敗退。
正直ダンジョンの雰囲気とミステリオのキャラクター、滑舌の良さなども相まってどの試合も見応えがある回となり、ミステリオのプロップスは跳ね上がりました。
そんなミステリオがダンジョン再登場！
固いライミングとユーモアを交えたアンサー。
武器が多いミステリオが僕は大好きなのですが……
迎え撃つ裂固は前回の雪辱を果たす事ができるのでしょうか？？
ミステリオvs裂固 Round 1
じゃんけんに勝った裂固は後攻を選択。
ミステリオはダンジョン初となる先攻での戦いとなります。
ミステリオ
『後攻で』何調子乗っとんねん？あ？
開始早々「後攻で～～」と白目を剥き裂固を馬鹿にするミステリオ。
関西勢と三代目で韻を踏んだ後、J SOULとゲイボルグで韻を踏みます。
『後攻で』
お前ばり顔面ブッサイクやで ばりキモイな
再度、裂固の真似をするミステリオ。これは所謂お笑い技術の「天丼（同じネタを繰り返す）」ですが、何だか苦し紛れに出した感が拭えません。
しかも裂固はイケメンの部類でしょう。僕はミステリオ好きですが、裂固と比べたら裂固の方がイケメンだと思います。
この2バース目からミステリオの調子が崩れ始めます。
こいつ笑った 俺のラップで笑ったらどうなるか知ってる？
……モンスター交代
以前ダンジョンに登場した時に、何度も繰り返した『俺のラップで笑ったらどうなるか知ってる？〇〇〇なるー！』のラインを今回も使用しますが、少し噛み気味。
一つ前のダンジョン考察記事にも書きましたが、ブラックモンスター側のＭＣは三代目モンスターを意識しすぎて、本調子が出ていない気がします。
ブラックモンスター不調の考察はコチラから↓
裂固
三代目JSOUL 言ってるけど
俺はそうモンスターでも 未だ成長中
後攻、裂固。今日は解説するポイントだらけでテンション上がっています(笑)
まずミステリオ殺しとも言える「オチを掻き消した」事。
「こいつ笑った 俺のラップで笑ったらどうなるか知ってる？」とミステリオが自分の笑いとバースのオチを言おうとしたところで、裂固はすかさず「エーイ」と声を上げ「モンスター交代」の部分を聞き取りずらくしました。おそらくこれは意図的でしょう(笑)これをやられるとキツイ(笑)
僕も放送を見ていて聞き取れなかったので巻き戻して字幕を見直しました。という事は現地では聞き取れなかったでしょう。しかもミステリオがスラスラと前後の文章を口しているならまだしも、前回と違い噛み気味でより裂固の優位感が目立ちます。
更にJSOULと成長中で韻を踏みつつ、モンスターについてのアンサーも完璧。この1バースだけでひっくり返した感がります。
あんたは全然成長しねぇな むしろ劣化したんじゃねぇか
前来た時の気持ちはどうした？
上記のラインでミステリオが前回と違い調子が悪い事を指摘し、ミステリオを刺しつつ、観客にも印象付けます。
俺は般若さんを絶対出させる訳にはいかねぇってこの心に誓ったんだ
テメェにはぜってぇ負けねぇぞ 今回は
観客も審査員も、二代目が般若を4REC続けて登場させてしまった事を知っています。そこから年始特番やレゲェ回、ROAD to Dungeon回などを見て明らかに二代目が成長した事も目撃しています。なのでこの言葉は現場と審査員に響き、盛り上がりました。
ミステリオ
「エーイ」って何こいつ
ばり気持ち悪いと思うやつ どんだけ？（いる？）
やはりオチを掻き消された事を気にしていたミステリオ(笑)
また観客に気持ち悪いと思わない？と問うがあまり上がらず。理由は前述。
あとでお前LAWSONでファミチキ
ファミチキってなんやろうな
関西人の悲しい性。自分のミスに自分で突っ込んでしまいました(笑)
正直そのままいけただろう！と思いつつもそんなとこも好きなんです。
なんでもええけど 俺のラップで笑ったらマジで
俺たちは生きて尽きる
ファミチキへの突っ込みで混乱したのか、しどろもどろになってしまいます。
これはやってしまいました。ここについて後述します。
裂固
はい はい はい もう うるせぇ お前問題ねぇよ
この曲と一緒 全くお前 問題ねぇよ
バトルビートであるCOUNT ON ME feat.ZORNのライン「問題ねぇよ」をサンプリングしつつ、ミステリオを煽り会場をぶち上げます。ワイプに映るモンスタールームも大盛り上がり！ミステリオは苦笑い中！
お前に被っている帽子（フライトキャップ）みたいに フライト出来ないからプライドも無いかもしんねぇ
俺たちは上手い方 分かる？誰よりもラップ
お前の安い まるで 10円のうまい棒
勝負と見た裂固はレコスタシーに突入(笑)
フライトからプライド、上手い方、最後は相手を馬鹿にするうまい棒で踏み。終了。
ラウンド1の結果は0：5で
裂固のクリティカル勝利となりました！！
倒れこむミステリオ！残念！！
ミステリオに感じたギャグラッパーの弱点。しかしそこが好きだ！
ギャグラッパーと言われるバトルMC達がいます。会場を笑わせつつバイブスを上げ、時には相手をも笑わせます。裏付けされたテクニックもあり一筋縄ではいかない曲者のMCが多いです。
ダンジョンの司会であるサイプレス上野、今回登場したミステリオ、梅田サイファーの黒幕であるふぁんくもギャグラッパーを自称しています。
ギャグラッパーの特徴として、相手が言った事に対してカウンター的にギャグを打ち込む事が多いので、やはり対話型でないと成り立たない事が条件になると思います。
となると、慢性的に先攻に弱くなる運命にあります。THE BATTLE OF CHAMPION 回に登場したふぁんくも同様です。らしくない先攻を選び崇勲にRound1でクリティカル負けしています。
加えて、文章として成り立たせる事も条件となるので、韻を踏んで文章やギャグを崩したりする事を嫌います。
なんでもええけど 俺のラップで笑ったらマジで
俺たちは生きて尽きる
ここのラインも細かく韻を踏んで逃げる事も出来たでしょう。しかし、ミステリオは最後までギャグの文章としてオトす方法を探しました。
ギャグラッパーと馬鹿にされる事が多いですが、そんな事はありません。
お笑い芸人がTVタレントとしてトップ務め続ける事が才能と努力の結晶であるように、ギャグラッパーがギャグラッパーとしてあり続ける事も茨の道のようです。
ラッパーにもユーモアが大事ですが誰しもがギャグラッパーに慣れないでしょう。その人のバックボーンがそうさせているリアルなので、彼らもまたカッコいい一流のラッパーなのでしょう！！
ミステリオ！また見たいです！！（ふぁんくも）
追記：最近の裂固が強い理由
以前の記事で裂固が最近勝ち星を重ねている理由を解説しましたが、今日改めて思ったのは最近裂固は、バースの最後で韻を踏む時に少し間を開けてから「今から注目の韻踏みます！」と言わんばかりに踏みます。
以下例：
ミステリオ戦
俺たちは上手い方 分かる？誰よりもラップ
お前の安い まるで 10円のうまい棒
じょう戦
モンスターなりに楽しむ 音楽会
下手なMCがこれをやると寒いのですが、今の裂固はプロップスの上昇やスキルアップもあり、これが全く厭らしくありません。
そういえばこの戦い方、二代目モンスターがチャレンジャーとして登場した時、R指定も多様していましたね！
次回のダンジョン解説は後半戦！
真っ黒黒！ブラックモンスターで一番のブラックでダークなMC
BASEがついにフリースタイルダンジョン初登場！
【アンケート結果】高校生ラップ選手権優勝者で誰が三代目モンスターになってほしいですか？
こんにちは！
私のTwitter内で
高校生ラップ選手権優勝者で誰が三代目モンスターになってほしいですか？
というアンケートを行ったところ以下の結果となりました！！
じょう 50%
9for 28%
Novel-Core 8%
HARDY 14%
半数の方がじょうに投票した結果となりました！
理由としてはダンジョンの登場回数の多さと、その毒舌的な上から叩き潰す戦い方からでしょうか！？
また近々に次回アンケート実施しますのでご参加お願いします！
さー！本日は
2019年2月20日（水） 1時29分～ からフリースタイルダンジョン！
「モンスターvsブラックモンスター」総力戦の10vs10勝ち抜きガチバトル! 2連勝と勢いづく裂固が、以前クリティカル負けを喫したミステリオと対戦!
2月12日 フリースタイルダンジョン解説/後半 チャレンジャー時代よりもチャレンジャーに見えるブラックモンスター。その理由は……
さて前回のダンジョン解説の記事に続き、今回も2月12日放送の
「フリースタイルダンジョン BATTLE of BLACK MONSTER」を解説していきたいと思うメーン！！
前回記事はコチラ
- ブラックモンスター二人目の登場はじょう！
- じょうvs裂固 Round 1
- チャレンジャー時代よりもチャレンジャーに見えるブラックモンスター達。焦りの理由は三代目の見え隠れ。
- じょうvs裂固 Round2
- 改めて感じた「大局観」の重要性
ブラックモンスター二人目の登場はじょう！
前回の記事までは調子上がりっぱなしの裂固がNovel-Coreを破り、ブラックモンスター二人目の対戦に入りました！
次に現れたブラックモンスターは
浪速の悪魔王子 じょう
少し前の記事でもじょうの事は触れていますので、じょうを知らない方はそちらから！
じょうvsNovel-Coreもコチラの記事にあります！
BSスカパー!で放送されているバラエティー番組BAZOOKA!!主催の大会、
高校生ラップ選手権優勝者と過去に高ラ大会に参加したラッパーの人気投票で参加が決まるオールスター戦第十回高校生ラップ選手権で優勝した経験を持つじょう。
ダンジョンの参戦も多く準レギュラー的な立場で参加しているが、新年特別企画では5戦2勝3敗。MCバトル大会の戦極U22（22歳以下限定の大会）で優勝はしているものの、他大会とも合わせて裂固に三連敗中……じょうには厳しい戦いとなりますが……今回はいかに！！
じょうvs裂固 Round 1
(Kawasaki Drift / BAD HOP)
じょう
今のこの状況分かってる？ テコ入れ役不足やで Goddam
2代目卒業まであと少し その固ぇどたまに踵落とし
裂固がじゃんけんで勝ち後攻を選択。ビートは高校生ラップ選手権の第一回大会、第四回大会優勝者で高校生ラップ選手権どころか現在のHIPHOPシーンのアイコン的存在T-pablowが所属する「BAD HOP」のキラーチューン「Kawasaki Drift」
早速じょうは、最近の括り企画の多さと、2代目卒業（Zeebraが出演していたラジオWREP内で示唆）の話題から踵落としに繋げます。
チ×カスMC半殺しにする この俺が悪魔王子
そのまま半殺し～自分の二つ名である悪魔王子で締めます。
さすが試合巧者。正直、じょうの戦いぶりは高ラ優勝者の肩書はいらないぐらいの、ベテランの域に達しているかと……それにしてもじょうは悪魔王子というワードを他大会でもよく出しているが、気に入っているのでしょうか？(笑)
ただこの対決を見ていて思ったのですが「ブラックモンスター」側が二代目卒業、三代目モンスターの話題を出しすぎていますね。ここについて詳しくは後述します！（重要）
裂固
半殺し ピーピーうるさい閑古鳥みてぇな男だぜ
じょうの半殺しから閑古鳥に繋いでアンサー。あんまり沸いてなかったけど上手い返しだと個人的には思いました。続いて、
これはPablowさんが乗ってるビートだけど俺は絶対Pablowさんも超えてくつもりやってるけど
お前はモンスターを語る資格なんてあんのか？ 資格はないリアルじゃない
分かる 俺たちの方がHIPHOPだ
HIPHOP界において、モンスターになる事は名前を轟かせるチャンスです。
正に高ラ出身のT-Pablowがそうです。武道館公演成功など、正直モンスターの中で一番有名になったのではないでしょうか？
しかし、裂固は自分もT-Pablowと同じように高みを目指すと宣言しました。
チャレンジャー時代よりもチャレンジャーに見えるブラックモンスター達。焦りの理由は三代目の見え隠れ。
特に裂固は二代目モンスターの中で最も苦しんで、最も成長したように思えます。
初代モンスターの高ラ枠はあのT-Pablow。巧みなフロウとキレキレのワードセンスでプロップスを上げたままBADHOPを率いて音源とライブの世界に旅立ちました。
裂固は「モンスターでなければいけない」というプレッシャーから他大会でも勝ち星が少なくなっているように見えました。しかし、去年後半頃から（これは呂布カルマにも言えるが）韻を踏みまくるスタイルから、言いたい事をパンチラインに乗せつつ韻を踏むスタイルに変え、その裂固のリアルな言葉で勝ち星と自信を再度重ねてきました。
ヘッズはその一部始終をしっかり見ており、プロップスに変わり、裂固は今モンスターでいる事が逆に強みであり、余裕すら感じられます。
反対にじょうはどうでしょう？Novel-Coreは？
近づく三代目モンスター就任に向け、良く言えばハングリーに、悪く言えば余裕がないように見えます。
早い話モンスター就任とはプレッシャーという名のモンスターに蝕まれ続ける事も意味するのです。
じょう
T-Pablow別に超えるためにやってねぇよ
見えない三代目との闘いをするブラックモンスターじょうと、冷静にビートを聞き「T-Pablowを超える」と口にする裂固。まさしくチャレンジャーvsモンスターでした。
ラウンド1の結果は4：1で
裂固の勝利となりました！！
じょうvs裂固 Round2
(Mass Appeal/Gang Starr)
じょう
お前ががった横ノリ だけども口程々に
裂固しちゃうぜな ボコボコに
お前より勝るのはこの男気だぜ
裂固が口にした横ノリから韻を踏みまくります。上手すぎるじょう。
次に「二代目よりあるぜ躍動感」と口にしましたが、裂固のプロップス勝ちであまり沸きませんでした。
裂固
『躍動感～アブノーマル～格闘家』で韻を踏み、連想から『パンチラインボコボコに打つ』と巧みな文章で繋ぎます。
お前は絶対に生み出せないクラシック
今日は俺 満タンのレコスタシー
レコスタシーとは裂固曰く、バトル中に裂固がエクスタシーを感じる瞬間らしいです(笑)この茶目っ気に会場とモンスタールームは盛り上がる。
ここがRound2の勝負の分かれ目となり、
ラウンド2の結果も4：1で
裂固の勝利となりました！！
改めて感じた「大局観」の重要性
羽生善治さんは
どんな戦いでも勝ち負けを左右するのは大局観だ。
とおっしゃっていました。
大局観とは目の前の局面だけでなく、全体の局面、果ては自分の目標までも踏まえる視野の事。3代目への気持ちと目の前の敵を倒そうとしていたじょうと、更にラッパーとして高みを目指す裂固。この戦いの鍵は正に「大局観」にあったのではないでしょうか？？
来週はエンタメの道化師 ミステリオvs裂固！！
チャレンジャーで登場したミステリオに敗れた裂固、雪辱なるか！！！？？
HIPHOP用語解説！其の一 今日からあなたもヘッズの仲間入り！！
へいよちゅー！！
HIPHOPやMCバトル気になるんだけど、専門用語が多すぎて難しい！
そんなアナタ様のために今回は、
簡単なHIPHOP用語を解説していきたいと思います！
①ライム（韻）
ラップの基本、韻。HIPHOPではライムと言います。実際に韻を踏む事→ライミングとも言います
ライム（aiu）で韻を踏むとすれば
ライブ（aiu）で→マイク（aiu）を持って→ライム（aiu）で愛撫（aiu）する
みたいに踏めます。
ヘッズ慣れしている人は韻を常に踏み続ける事を『韻が固い』とか言ったります。
え？でも韻ってダジャレじゃんｗｗｗｗ
違いますよ。マジで違います。
・アルミ缶の上にあるミカン
は有名なダジャレ。前半の「アルミ缶」と「あるミカン」と同じ言葉で踏んでいます。
これはダジャレです。
・アルミ缶を刺す時間
上記は子音であるauianを踏んでいます→アルミ缶（auian）刺す時間（auian）
この文章をさらにラップっぽくすると、
・お前のアルミ缶みたいに薄いハートを刺す時間。
我ながらダサいですが、こんな感じになります！ダジャレではないですよね？
なので元の言葉から少し離れた言葉で韻を踏むとかっこよくなります！
ではここでライム至上主義を掲げる
RHYME SAVERことFORKさん
から有難いライミングを紹介します！
全く入って来ねぇよ こいつの話
客は棒立ち まるでカカシ
見てるとなんだか俺の方まで悲しい
お前はまだまだ剥けてない蛹
形より中身 人は鏡 見据える高み
ヘッズは興奮して前屈みだよ
……韻はやばい！
韻を極めて明日からアナタもライムセイバーや！！
➁フロウ（リズムの乗せ方）
メロディの事ですね。
・お前のアルミ缶みたいに薄いハートを刺す時間。
と普通に口にすればフロウはないですが
・お前のアルミか~んみたいな薄いハ～トを刺すじか～ん。
と語尾を伸ばしながらフロウをつけるとメロディを感じますよね
これがフロウです。
各々のオリジナルなフロウがあるのですが、
最近流行りのフロウが三連符を多用したUS（アメリカ）的なフロウです。
高校生ラップ選手権優勝者のLick-GやT-pablowがUSフロウを巧みに使いこなしていますね！
こちらは少し上級者向けの説明になりますのでまたいつか！
そして！フロウの神様といえば
宗教的とも言われる彼の人気の秘密はそのフロウ。
彼のフロウを味わいな！！
③リリック（歌詞）
ラッパーが書いた歌詞の事をリリックと言います。
また韻を踏まえた上で詩人のような綺麗なリリックを書く人の事をリリシストとも言います。
フロウやライミングが上手くても、肝心なリリックがスカスカならラッパーとしてはダメです。自分の考えを表現するために、HIPHOPを語る上でリリックは重大要素の一つになります。
④レペゼン（代表する）
レペゼンとは代表するという意味のrepresentからきています。
その地区を背負っている。代表している。という意味が主な使い方です。
・レペゼン新宿=漢 a.k.a GAMI
・レペゼン渋谷=Kダブシャイン
・レペゼン三軒茶屋=般若
・レペゼンアメ村=韻踏合組合
と各地域の特色を持つレペゼンがあります。
他にも
レペゼンへそ曲がり=じょう
の様に地域以外にもレペゼンはできます！
⑤バイブス（熱量）
一般的にも使われている言葉ですね。
パリピ(笑)な人やギャルがバイブス上がる～！みたいにして使いますが、
テンションよりも本質的な熱量的な意味があります。
ライブは勿論、MCバトルの現場ではこのバイブスが一番重要かと思います。
正直どれだけテクニックがあっても、会場を巻き込むぐらいのバイブスがあれば、相手を倒す事だってあります。
そのバイブスも本物（リアル）でないといけません。嘘っぱちな大声だけのバイブスは会場にいると「あ、寒い」と逆効果になってしまいます。
包み隠さずリアルでいる事が、バイブスを剥き出しにできる最低条件かと思います！
まずは初歩的な5つを解説させていただきました！
僕もレペゼンHIPHOPブログと言えるように頑張るメーン
2月12日 フリースタイルダンジョン解説/前半 『モンスターVSブラックモンスター開幕！』初戦は高ラ優勝者対決！
フリースタイルダンジョン解説一発目から超豪華！！！
なんと今回は……
『モンスターVSブラックモンスター 10対10勝ち抜き戦！』
なんだか分らんが凄そうだぞ！！
（フリースタイルダンジョンそのものの解説はまた違う記事でやるとして……）
二代目モンスター+α（おそらく初代？）の10人と対するのは
過去好成績や好勝負を残したチャレンジャーを中心に結成された
ブラックモンスター10人！
まずモンスター側のメンツは
・裂固
・ACE
・崇勲
・輪入道
・FORK
・般若
・？？？
・？？？
・？？？
の十人となっています！SNSでの？？？マーク3名の予想は、年始特番にも出た漢 a.k.a GAMI、DOTAMA、Ｒ-指定の初代3名ではないか？という声が多かったです！
対するブラックモンスターは
・Novel-Core(ex.core-boy)
・じょう
・ミステリオ
・9for
・SAM
・ID
・peko
・CIMA
・BASE(初登場)
・晋平太
の10名！
初のダンジョン制覇者晋平太
般若戦の経験がある、じょう、peko
ダンジョンでの1on1の戦績は8戦7勝1敗（R指定に敗北）かつ２代目には無敗のCIMA
vs２代目で印象的なバトルを残したミステリオ、SAM、ID、9for
チャレンジャーとしての登場回でいまいち本領発揮できなかったNovel-Core
そして満を持しての登場！！BASE！！！！
高ラ優勝枠が多すぎる気もしますが……
まーそこは甘んじて受け入れても納得のメンツ！！！
軽いネタバレになるのですが、ブラックモンスターが三代目という言葉を重ね重ね使っているあたり、ブラックモンスター側から三代目ダンジョンモンスターが選抜される可能性があるかも……とにもかくにも！
モンスターチームＶＳブラックモンスター開幕！
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◇初戦は二回目となるNovel-Corevs裂固 リベンジに燃えるNovel-Coreを前回同様 裂固が迎え撃つ！
今回の特別ルールとして
・勝利したモンスターはその場に留まり、次のモンスターを迎え撃つ勝ち抜き戦。
・先攻後攻の選択はチャレンジャーという立場ではないので、ジャンケンで勝った方が決める（ジャンケンで負けた方がラウンド2の先攻後攻の選択権がある）
とのことです！
初戦は
Novel-Corevs裂固
Novel-Coreは過去に高校生ラップ選手権12回大会で優勝
ラップをはじめて１年足らずでベテランMCのPONY撃破している若手実力派MC
動画はこちら↓
スキルの高いライミングと若手らしからぬ相手の矛盾を突く冷静なスタイルで難敵を倒してきました。
前回チャレンジャーとして登場したNovel-Coreは4the season REC6-1 初戦にて同じく高校生ラップ選手権優勝者の裂固と対戦。
結果は裂固のラウンド1クリティカル勝利でした。
調子が良く確実に倒しにきたバイブス満タンの裂固に完敗。思うような結果が出なかった中でのリベンジマッチとなります！！
しかし相手は年始特番、VSレゲェRECから勝ち星を重ねている現在絶好調の裂固。そうは問屋が卸さないでしょう！
Round 1
(Face to Face / Mr.Beat a.k.a DJ CELORY)
裂固
『まずは開幕 一言 言わせてもらうけどブラックモンスターって言ってるけど お前から黒さは全く感じられねぇな』
『このクソ勘違い野郎 お前のどこがCoreなんだ？教えてくれや』
じゃんけんで勝った裂固は先攻からパンチラインを浴びせまくり！
上記の小節の間に裂固らしい下位層(aiiou)でのライミングを入れながら~クソ勘違い野郎に繋げるのですが、注目していただきたいのは上記の最初と最後の小節。
最近の裂固のバトルスタイルの特徴はパンチラインにあると思います。
以前は韻を重視しすぎて全体を見ると少し相手への核心は突けていませんでしたが、最近はパンチラインの中に韻を散りばめるスタイルに変わってきています。
また今度、裂固の個別記事でも言及しますが、これは最近無敵状態の呂布カルマに近い戦い方かなと思います。
上記の裂固ラインも呂布カルマにすりかえるとまるで呂布カルマがパンチラインを浴びせているようにも聞こえます（たぶん笑）
ほぼ全小節のケツで盛り上げまくった裂固！対するNovel-Core！
Novel-Core
『年始の特番の時にじょう君に対して 後輩相手に「サンプリングとか音源の話でマウント取るとダサい」って言っていたけど それって裂固君の事なんじゃないですか？』
裂固のアンサーをせず話をすり替えた印象です。
戦術的にはすり替えでパンチラインを持ち込むのはありなのですが、相手のパンチラインを更に凌駕しないと難しいイメージがあります。
しかも年始特番での裂固は調子も良かったので、悪いイメージはほとんどありません。むしろブーメランで味方のじょうは年始特番で良い戦績は残していないので、
この策は正直得策ではなかったでしょう。盛り上がりもあんまりでした。
裂固
『まぁお前がそう思ったなら別にいいけどな 俺の芯は全くブレた事ねぇよ』
裂固のこの避け方は上手いなと思いました。
何故ならこの戦い方はFORKが得意な一応返事はするけど「知らねぇ」戦法だからです。パンチラインと同じく上記のラインもFORKが言いそうじゃないですか？（たぶん笑）
Novel-Core
『お前みたいな奴は覚悟足んないぜ なんなら俺にやらせろよ三代目』
Novel-Core万事休すと思いきや、最後に落としたこのラインが大盛り上がり！
ラウンド1の結果は3：2で裂固の勝利！！
ラウンド2。 Novel-Coreは後攻を選びました。
Round 1
(SUKIKATTE feat.DOGMA.漢 a.k.a GAMI.LIBRO/PONY)
裂固
裂固がスタートからSUKIKATTEのサンプリングで会場を上げます！続いて、
『お前マジで誰かに言わされてるような事しか言わねぇ 上からふんぞり返ってりゃいいぜ』
とNovel-CoreがオーガナイザーのZEEBRAのレーベルに所属している事をチラつかせます。これは正直トラップでした(笑)
続く印象的なローカルライン→討伐隊→モンスターなりに楽しむ音楽会
で締め、間接的に三代目モンスターへのアンサーをします。
Novel-Core
Novel-Coreのターンですが、裂固へのアンサーで『ZEEBRAに飼われているわけではない』『誰かに操作さているわけじゃない』と言いました。
この時裂固、ワイプに抜かれている崇勲。明らかにしてやったり顔。続いてNovel-Coreは、
続いて呂布カルマにやにや！(笑)
あくまで主観ですが（ここ重要！）Novel-Coreの弱点は18歳でZEEBRAのレーベルに所属していますという、彼から滲み出る「ドヤ感」で、それが原因でプロップスを下げていると個人的に思います(笑)
その証拠に裂固がZEEBRAの名前を出していないのにNovel-Coreから出しちゃっています。こここそ無視した方がよかったかと。
しかも『ZEEBRAと俺がお前らを飼いならしている』というラインもジャイアンのスネ夫。ZEEBRAのNovel-Core感が出すぎちゃっています。
その後は平行線でNovel-Coreは返せず、
ラウンド1の結果は3：2で
裂固の勝利となりました！！
確か前回もZEEBRAの話を出して負けた気がします(笑)Novel-Core！好きなのに勿体ない！！
◇HIPHOPほど普段の立ち振る舞いが如実に表れる音楽はない
これにつきますね。SNSでの影響もあって普段の発言、行動は今まで以上に人目に晒されます。ヘッズは噂を聞き勝手に期待したり失望したりします。
残念ながらNovel-CoreのSNSでの発言などはヘッズから賛否、主に否だと思います。
普段の生き方。つまりリアルであるかどうかが難しい、故に面白いのがHIPHOPだと改めて感じさせられました。
皆さん。SNSでの発言は慎重に(笑)
次回ダンジョン考察は裂固vsじょう！！
ちょっと待っておいてくれメーン
